和茶和茶のブログ

暮らし方・生き方・自分の整え方記録

親から学ぶ

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離れて暮す両親は疾患を抱えている。


父85歳、昨年1月に食道ガンで余命宣告を受け抗がん剤を服用しながら自宅治療中。
(食事や話しをすることが通常通りには出来ない)


3月で米寿の母も同年春に救急搬送され心臓にカテーテル手術を受けて経過観察中。
(他に重度の疾患は無いが、膝が悪く歩行が通常通りには出来ない)

 

けれど、ふたりで自立した生活を過ごしている。

 

両親の住む近距離にふたりの妹家族が居るので、何かあれば駆けつけ可能、時間があれば日々の様子も確認してくれるので不安だけが募る訳ではない。

 

ただ妹達も仕事に就きながら子育てや家事で忙しい毎日。
親を最優先で常にサポートは難しい。

 

両親は要介護の申請やまして施設や介護付き住宅等はまだ不要の考えもあり、時間的余裕のある他県在住の私が、昨秋から「ふたり生活の維持」が少しでも長く続けられるよう月一回4,5泊で帰省し補助を始めた。

 

両親は、その日の体調と相談しながら自分たちの生活スタイルを崩さないように、あれこれ手を尽くしながら暮らしているので、「親の意志をくみ取り確認しながらサポートする」の姿勢でいようと思っているが・・・・。

 

実際に一緒の時間を過してみると、年齢的に出来なくなった事や二人だけの時に不安に感じる問題点が可視化され、「こうすればいいのに」「この方が危険を回避出来る」などを言葉にしてしまう。

しかし、両親も「そこは譲れない・まだ大丈夫」の思いも強いので、不安な気持ちを感じながら強要せずに「年寄りの頑固さ」を尊重し、「頑固さ」を反面教師に捉え、心の「老人になってしてはいけない事リスト」に記しておいた。

 

数日だが一緒に過ごすことで日常の些細な困りごとや体の変化だけに限らず、嗜好・所作・価値観の変化が、私の記憶と相違していて、戸惑いや驚きもあるが「歳を重ねる変化」を実感し、「生き方」を学ばさてもらえている事に感謝の気持ちも増し、少しでも長く一緒に過ごせる時間を願っている。

 

 

それに、私自身も実家でかなり息抜き出来ているの( *´艸`)